当シリーズでは、筆者自身が
「あのポケモンの対策を考える際に、こういう情報があったら便利だなあ」
と思っていた内容の記事化を試みてみました。
・対象ポケモンを一発で倒すために必要な火力。
・ダメージ計算ツールを使う際に打ち込む実数値。
・採用されやすいワザ。
といった情報に加え、
「そのポケモンを敵視点から見た筆者の考え」も書いてみました。
もし、私が対戦経験が浅く、情報を集める立場の者だったとしたら、最も欲しい情報は
「対戦経験が豊富なプレイヤーがパッと思いつく、そのポケモンに関する情報」
です。「こういう型で結果を出せた」という情報も確かに刺激的ですが、
「○○というポケモンを見たらどんなことを連想するか」
といった情報が一番欲しいと、私は考えたと思います。
例えば、キノガッサが対面で出てきた場合、ある程度の対戦経験があるプレイヤーなら
襷持ち 70族 タネガン/マッパ/ほうし/封じ...
といった情報がパッと思い浮かぶでしょう。おそらく、このブログをお読みの多くは、おそらくキノガッサに関しては上で挙げた情報がスラスラ思い浮かぶと思います。
しかし、対戦経験が浅いプレイヤーだと、「キノコのほうし」があることしか思い浮かばないかもしれませんし、自分のポケモンとキノガッサとどちらが早いか、といったことも把握出来ていないかもしれません。この情報差は、対戦で勝敗を大きく分けます。初心者と上級者の差は「対戦で流行っているポケモンに対する正確な情報の量」と言っても良いでしょう。
また、初心者に限らず、対戦経験が豊富な方のなかでも、結果を出せる人と出せない人がいますが「性格な情報差」も、原因の一つとして挙げられると思います。
いささか苦しい例えですが、対戦経験が豊富であって、理にかなったPTとプレイングスキルを持っているプレイヤーがいたとしましょう。しかし、彼がたまたまスカーフガッサと3連続でマッチングしたとして
「現環境のキノガッサはスカーフ型が殆どだ」
と解釈し出すと大変です。現環境では殆どが襷型ですのに、彼は「ガッサ=スカーフ」と思い込むようになってしまいました。
その思い込みに引きずられ、キノガッサを見たら「スカーフ」を第一に考えるようになってしまいました。そして、スカーフ持ちを想定して立ち回ったら、襷ガッサに何度も連戦連敗してしまいました。ここで「やっぱりガッサ=襷だな」と情報を更新させれば問題ないのですが...。
ポケモンの型は流行が存在します。ワザも、確実に採用される技から絶対に採用されない技まで様々です。各自の経験にもとづいて、自然とその選定がなされているかと思います。
当名鑑では
「耐性経験が豊富な(強いかは置いといて)一プレイヤーから映った、対戦における人気ポケモンの情報」
もコンテンツの一つとして掲載してみました。
正しいかどうかは保証しません。的外れな情報になっているかもしれません。この情報をどう捉えるかは読者の判断に委ねます。先ほどの例で挙げた「ガッサ=スカーフ」に似た思い込みに、筆者が囚われている可能性もあります。
さて、当ページでは「第7世代要対策ポケモン名鑑」を初めて読まれる方を対象に、キノガッサを例に解説しました。
※他の掲載ポケモンはタグ経由でご覧下さい。順次ポケモンを追加していく予定です。
★キノガッサ
種族値:60-130-80-60-60-70