シーズン10お疲れ様でした。
表題の通りシーズン10は最高2043 最終2021で終了しました。PGL記録上の最高順位は22位でした。
今シーズンは情報戦を意識し、実際に型バレしているかどうかは別として、定期的に型をかえて潜る方針を取りました。
「前シーズンのPTと同等以上の強さと汎用性を持ちつつ、全員の技構成を変更したPTづくり」をシーズン10の目標にして試行錯誤しました。
全く同じメンバーでありながら、全く違うPTをその日の気分で自由に使い分けられるよう目指しました。
トレーナーカードジェネレータ - TRAINER'S CARD GENERATOR
を使用。
前シーズンと同じメンバーです。
耐久調整理由・火力詳細は、過去の記事に掲載しておりますので、ご興味を持たれた方は、下記リンク先の記事をお読みください。
【ORASシングルレートシーズン9】ムウマージ軸PT紹介【最終RT1902 最高RT2061】 - タケポケ道場
【PTの型・努力値紹介】
★ムウマージ @ナモのみ おくびょう 特性:ふゆう
実数値:151-xx-81-141-126-172
努力値:H124 B4 C124 D4 S252
A.シャドーボール ちょうはつ わるだくみ マジカルシャイン
B.シャドーボール おにび わるだくみ みちづれ
色々な型を試行錯誤しましたが、上記2種類の型が私のPTにおいては使い勝手が良かったように思います。
Aは、対受けループを意識した積みアタッカー型。Bは、わるだくみで積みアタッカーと見せかけてみちづれで落とす引っかけ型。シンプルながら強力でした。初手わるだくみ→みちづれは、かなりの高確率で決まりました。
★ヌメルゴン @きあいのタスキ せっかち 特性:ぬめぬめ
実数値:166-149-85-130-170-143
努力値:H4 A228 B36 S240(5V S30個体で妥協した為最速にしていません)
A.ばかぢから れいとうビーム りゅうのいぶき じしん
B.ばかぢから れいとうビーム だいもんじ カウンターorヘドロばくだん
C.りゅうせいぐん こらえる カウンター じしん
ヒードランを一発で落とす地面技よりもヘラ・ハッサム・ナットレイ・クチートに負荷をかける炎技の方が、優先度が高いと感じたシーズンでした。ヒードランはばかぢからでも十分に圧力をかけられる為、じしんの優先度が低下。
後述のカイリューの技構成と連動させて役割対象を変更しました。カイリューの10万ボルトを外した場合、マリルリが重くなる為、ヌメルゴンにカウンターかヘドロばくだんを入れてカバーしました。ジュペッタ・ポリゴンZがマリルリに強く、そこまで重く見る必要は無さそうに感じますが、はらだいこされた際の保険として、カイリューかヌメルゴンには全抜きストッパーを担ってもらう必要があり、必ずどちらかにマリルリ対策を施すようにしました。
Cは、ステロをまかれてタスキが潰された状況下でガブ、マンダ、リザXにタイマンで勝つ為の型。技スペと役割の関係上この型の場合、りゅうせいぐんが優先度の高い技となります。
ギルガルドへの最低限のダメージソースとして、じしんを採用しています。
カウンターは、メガクチート・メガメタグロス・ローブシン等に大きな負荷をかけることが出来、勝ち筋になった試合が多くありました。B下降補正が入っている為、不一致とんぼ返り読みで打ってもバカにならないダメージが後続に入ります。
使い勝手、使用頻度はA=B>C
★ジュペッタ @メガ石 いじっぱり 特性:おみとおし
実数値:171-154- 93-xx-103-86
171-209-103-xx-123-96(メガ)
努力値:H252 A36 B60 D156 S4
かげうち みちづれ ダストシュート おにびorゴーストダイブ
シーズン10では、おにびの方がゴーストダイブより欲しいと感じたケースが多く、おにび入りにして潜った試合が増えました。定数ダメ目的でオニゴーリ・サンダーに打ったり、かげうちとシャドボで殴り合ったゲンガー(メガ含む)の次ターン、交換読みで打ったりと、優秀な技でした。逆にゴーストダイブが欲しい場面も多かった為、一長一短でした。採用比率はおにび4:ゴーストダイブ6程度。
★カイリュー@ゴツゴツメット ゆうかん 特性:マルチスケイル
実数値:198-170-120-147-121-90
努力値:H252 A4 B36 C212 D4
A.しんそく りゅうせいぐん だいもんじ 10まんボルト
B.しんそく りゅうせいぐん だいもんじ なみのり
C.しんそく りゅうせいぐん ばかぢから なみのり
おいかぜを入れたりでんじはを入れたり、頻繁に型を試行錯誤しました。結果、上記3種類の型に落ち着きました。
なみのりは、XY時代から採用しており、アローとカバルドンの並びをまとめて見ることが出来る優秀な技です。HDアロー以外の居座りを許さず、H252ゴツメカバなら確2で落とせる火力がある為、大きくアドを取れます。一方で、マリルリに役割を持てなくなる為、代わりにヌメルゴンにカウンターやヘドばくを持たせて対マリルリ性能を補いました。ヌメルゴンでクチート・ハッサムに勝てる構成にした際は、ばかぢからを入れたりもしました。メガルカリオ・メガガルーラ・ドリュウズへの安定した打点として役立つ場面は多かったです。
ヌメルゴンの型の変更と連動させて潜りました。
ヌメルゴンの型がAorCの場合はカイリューはAorC。Bの場合はカイリューはBorCの型にして潜りました。
使用頻度はA=B>C
★キリキザン@Aスカーフ Bシュカのみ いじっぱり 特性:まけんき
実数値:143-191-121-XX-91-122
努力値:H20 A228 B4 D4 S252
A.はたきおとす おいうち アイアンヘッド けたぐり
B.はたきおとす おいうち アイアンヘッド ふいうち
今シーズンはBの型をメインで使用。努力値はH実数値151、S実数値113にして残りAに。XY時代から使い続けてきた型です。がんせきふうじ読みで受け出してガブ、霊獣ランドのじしんを耐えられます。初手対面ならガブのじしん+サメはだダメを2回耐えつつ、はたきおとす+ふいうちで5,60%の確率で落とせるのが強み。
Aのスカーフ型は、シーズン最終盤でのみ使用。普通のキザンではどうしようもないガルーラやヒードランを上から殴れるアドは強力でした。但し、マヒまきポケモンが多く立ち回りは非常にシビアでした。役割遂行前に、キザンにマヒが入った場合、ほぼ負けが確定します。使い勝手としてはシュカキザンの方が数段上だと思っています。
★ポリゴンZ @眼鏡 おくびょう 特性:てきおうりょく
実数値:165-XX-95-178-96-156
努力値:H36 B36 C180 D4 S252
A.はかいこうせん さわぐ トライアタック ほうでん
B.はかいこうせん さわぐ トリック あくのはどう
ムウマージの型によってA.Bの型を使い分けました。Bの型はムウマージの対受けループ性能を捨てた型に変更した際に使用。トリックは意外と刺さる場面が多かったように感じました。
火力は申し分なく(過去記事参照)恐らく私のPTで1番警戒されたであろうポケモン。常にゴースト交換読みを意識して立ち回りました。
【シーズン10総括】
今シーズンは情報戦を意識し、実際型バレしているかどうかは別として、定期的に型を変えて潜る方針を取りました。
前シーズンの構成でも十分に戦えたのですが、ブログで型公開していることもあり、全く同じ型で戦い続けるのは危険だと感じ、
「見た目は同じだが実は中身が違う構成且つ、汎用性を落とさないPTづくり」
を目指しました。
ある程度レートが上がると、再戦が度々発生することもあり、相手に一方的な情報アドを取られない為にも以前から必要だと感じておりました。
結果として、成功だったと思っております。新しい型の試行錯誤と慣れに時間がかかりましたが、新しい型のPTも、従来のものに劣らない使い勝手の良さ強さを維持できていると思っております。
たとえ型バレしていても、完全な型バレが無くなった為、潜る側としては心理的にも非常にラクになりました。環境の変化ではなく、気分で複数のPTを使い分けられることは大きいと思っております。
今シーズン目標にしていた「対受けループ戦勝ち越し」は、結果14勝9敗。
ラッキー交換読みトリックで勝てたケースも複数回ありました。
KPの低いポケモンと変則的なポケモンで固めたPTの為、専用の対策ポケモンを用意されない分腐りにくいPTでした。先日HDアローが話題になりましたが、あれだけ画期的な型にもかかわらず、KPが高い故すぐに対策を用意され始めてしまい、既に腐りかけてしまっているように感じます。
このような事態が低KPポケモンのPTには起こらず、これが低KPパの魅力だと思っております。型バレしていても、まずメタられる心配が無いのは強みだと思っています。
対策される側にならない点が「好きなポケモンや低KPポケモンでPTをつくる」美味しさだと思っております。皆様も挑戦されてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読み下さりありがとうございました。
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