タケポケ道場

ポケモン対戦好きなおじさんのブログ

【ポケモンSM】素早さ設定の考えかた【のんちゃんのポケ学第8話】

はじめに

第7世代環境で特に意識しておきたい素早さは
 
・超速帯(201〜)
・高速帯(168〜200)
・ミミドリュ帯(148~154)
・最速キノガッサ(134)
・レヒレランド帯(105〜123)
・ポリ2アシレ帯(80〜85)
※名称は著者の造語
 
の6点。各ポケモンの素早さ設定をする際、どの素早さ種族値に所属しているかにより「最速にすべき」「ある程度素早さに努力値を振るべき」「素早さへの努力値を節約すべき」かは異なる。
 
当記事では、第7世代における素早さ環境と素早さ設定の解説を試みた。参考になれば幸いだ。
 
 

100族とテテフ

シズ:第7世代の素早さ事情を考える上で、最も欠かせないポケモンといえば、カプ・テテフ(95族)だ。このポケモンの出現により、100族を最速にする価値が高くなった。今更言うまでも無いかもしれないが、テテフは先制技無効特性を持ちつつ高火力技をうてる強力なポケモンだ。PT単位で構築を考える際、マークせざるを得ないポケモンの一匹だ。
 
メガガルーラ(100族)は、最速型の割合が第6世代と比べて増えた。ふいうちの通りが悪くなったこともあるが、テテフの影響が大きいと言って良いだろう。
  
のん:けれどもシズさん。テテフはスカーフ持ちが多いので、最速にしたところで結局抜かれるのであまり意味が無いのではないでしょうか?
 
シズ:確かに、のんの言うとおり、テテフはスカーフ持ちが多い。だが「スカーフテテフ以外ならば先制を取れる」だけでも、十分な価値を持つんだ。
 
例えば、最速ガブリアスとテテフ対面の局面。ガブが先制を取れれば「テテフがスカーフ持ちではない」と断定出来る。ガブが倒されたとしても、最速リザードンを死に出しして上から安心して殴るといった立ち回りが可能だ。
 
一方、自身のガブが準速だった場合はどうだろうか?先ほどと同じ対面で、相手のテテフに上からムンフォを打たれてガブが倒された場合、テテフはスカーフなのか臆病最速型なのかが判別出来ない。これが怖い。ゲッコウガを死に出ししたら、テテフがスカーフ持ちでそのままやられてしまったり、スカーフと推測して準速ウルガモスで起点にしようとしたら、上からエスパーZをくらって倒されてしまうかもしれない。素早さを把握出来ないと、こういったリスクを背負うことになる。テテフに限らないが、対面で倒せる倒せないは別として、素早さで型を判別出来るのは、それだけで大きな強みになるんだ。特に、テテフは先制技無効なので下から殴る手段が無い。他のポケモン以上に意識しておく必要性が高いんだ。
 
のん:なるほど。
 
シズ:更に言えば、テテフはスカーフ持ちに次いで最速眼鏡・Z技持ちが多い。最速テテフの上を取れないポケモンは、この高火力技を浴びることになる。テテフより速ければ、最悪スカーフ持ちの火力で済む。型判別の意味でも、何も出来ずにやられてしまうリスク軽減の意味でも「最速テテフ抜き」はPT全体で意識しておきたい素早さだな。

第6世代では、ガブリアスが102族以上のポケモンを最速に引き上げた。100族はそのワリをくい、最速にしても102族以上のポケモンを抜けず、結果として最速派と非最速派に割れた。現環境でも100族は最速派と非最速派に割れているものの「最速テテフの上を取れる」選択肢を得ることができ、実質、第七世代で100族の価値が高まったと言って良いだろうな。
  
のん:なるほど。ところでシズさん、一つ質問あるのですが、ミミッキュ(96族)は、どうして最速があまり採用されていないのでしょうか。PGLのデータでも、意地と陽気の割合が8:2程度と、最速派がハッキリ少ないというデータがあります。使用率1位のポケモンならば、ミラー対面も多いでしょうし、テテフの上も取れるじゃないですか。
 
シズ:ミミッキュの場合、火力に性格補正をかけた方が強いと判断したプレイヤーが多いからだろう。また、準速にしても「最速メガギャラドス・最速80族抜きが可能」というのも大きい。もし、ミミッキュが90族だったとしたら、意地ミミッキュはもっと数を減らしていたと思うぜ。
 
のん:準速にした際のデメリットが少なめなんですね。
 
シズ:とはいえ、個人的にはミミッキュは最速にする価値はとても高いと考えている。テテフ抜きはもちろん、準速100族の上も取れる。最速100族の価値が高まったとはいえ、ウルガモスやメガリザ(特にX)など、100族を非最速型で採用しているプレイヤーも多いからな。
 
のん:今のところ、ミミッキュは火力を優先させたいプレイヤーが多いというだけで、最速にするのがおかしいって訳では無いんですね。
 
シズ:そうだな。流行次第で、陽気:意地の比率が4:6程度にまで推移する可能性は十分あると思うぜ。
 
 

高速帯(168〜200)

シズ:俺は「最速101族(実数値168)以上」を「高速ポケモン」と分類している。ここに所属しているポケモンは、その素早さ種族値自体が強さそのものとなっている。
 
 ★高速帯
200 コケコ/メガゲンガー(最速130族)
191ゲッコウガ(最速122族)
181ジャローダ(最速113族)
172準速メガボーマンダ(=最速105族)
170ウツロイド(最速103族)
 
 
101〜130族のポケモンは、明確な目的・理由を持たない限りは最速にするべきであろう。130族は130族の素早さ種族値が強みとなっていて、コケコを使うならばS実数値200にするのが原則だ。敢えて200未満に落とすならば相応の理由が要る。素早さを削って得られるメリットが、自身で納得いくものかどうかをよく考えなければならない。
 
上の一覧は、敢えて素早さを削る際の抜き調整先として俺が推奨している相手だ。例えば、マニューラ(125族)の素早さを削って耐久振りを検討したとしよう。この場合、ゲッコウガ抜きの192か、ジャローダ抜きの182、あるいは準速メガボーマンダ抜きの173が候補になる
 
のん:最速メガボーマンダ(120族)やメガメタグロス(110族)も環境でよく見るポケモンですが、重要なラインに入らないのでしょうか?
 
シズ:もちろん、彼らも重要なポケモンだ。ただ、メガメタグロス抜きをするならば、ついでに化身ボルトロス(111族)メガルカリオ(112族)ジャローダ(113族)抜きを兼ねさせた方が使い勝手が良くなる。敢えて「メガメタグロス抜きメガルカリオ抜かれ調整」をするメリットは無いと言って良いだろう(マニューラの場合、メガルカリオとメガメタグロス対面は、バレパンに縛られ不利だが)。同様に「ゲッコウガ抜かれメガボーマンダ抜き」調整も殆ど意味が無い。マンダを抜くなら一緒にゲッコウガも抜いておいた方が良い。元々そういう素早さ種族値を持っているのだからな。
 
同様に、別のポケモンで「ガブリアス抜き」調整をするならば、実数値を170→171にして「ウツロイド抜き」を兼ねさせた方が良いだろう。素早さを1節約してダメージの乱数を1,2ズラす程度ならば、よく見るポケモンへの先制範囲を拡げた方が活きることが多い。
 
「準速メガボーマンダ抜き」は、最速も多い関係上、相手の調整次第という所があり、抜けるかどうかは不安定だ。けれども「最速ウツロイド抜き」まで素早さを振るのであれば、あとS実数値を2足して「メガボーマンダ抜き挑戦権」を買う価値は高いと思う。ちなみに、俺のムウマージも最速にしているんだが、この挑戦権を買う為に他ならない。倒せる倒せないは別として、先制を取れる可能性を増やすことは大事だ。
 
のん:なるほど。 
 
シズ:どうしても高速帯のポケモンの素早さを削りたいのであれば、素早さを大胆にガッツリ削り、耐久用の努力値大量確保を意識すると良いだろう。中途半端になってしまうのが、結果として使い勝手が最も悪くなってしまう。先のマニューラだったら、最速で採用するのが最も無難だ。敢えて耐久に振るならば、最速ドリュウズ抜きくらいにまで、大胆に素早さを削っても良いかもしれない。マニュ本来の素早さの強みを失うが、耐久が大幅に向上し、全く別のポケモンの感覚で使える。しかも、相手視点では「125族の素早さ持ち」として映るので、それを見越した独特な立ち回りも出来るかもしれない。
 
高速帯のポケモンは、最速にするのが原則だが、それが絶対的な正解って訳ではない。一方で、大抵は最速にした方が使いやすく、強いのも事実だ。だから、高速帯のポケモンの素早さを削る場合は、削って得られるメリットをよく考えて育成する必要があるな。メガボーマンダが準速で採用されることも多いのは、汎用性の高いS上昇ワザ(竜舞)って点が大きい。
 
のん:ヘタにいじると危険ってことですね。
 

 

ミミドリュ帯(148〜154)

 
★ミミドリュ帯
146 最速メガギャラドス(最速81族)
147 準速テテフ(準速95族)
148 準速ミミッキュ
150 準速サザンドラ
152 準速100族
154 最速ドリュウズ(最速88族)
 
シズ:高速帯のちょっと下に位置する素早さ激戦区だ。準速ミミッキュと最速ドリュウズが絶妙な素早さ実数値を持っており、この激戦区を牛耳ってるということで「ミミドリュ帯」と名付けた。100族の最速価値が高まったとは言え、リザードンやウルガモスは、汎用性の高いS上昇ワザを持っているためか準速も多く、狙い目でもある。ミミドリュ帯は、実数値1刻みで有名なポケモンが集中している。俺のなかでは、ミミドリュ帯をまとめて抜けるS実数値155は、素早さ設定における急所の一つと考えている。最速テテフには届かないものの、実用性の高い素早さだ。
 
のん:ここに所属するポケモンは、中途半端に耐久を振るよりもガッツリ素早さに振った方が良さぞうですね。
 
シズ:ああ。ミラー対面機会の多いポケモンがひしめき、実数値1単位で素早さの序列が変わってしまうので、S252振りで育成するプレイヤーが多い素早さ帯でもある。変にケチらない方が無難だ。
 
 

最速キノガッサ

シズ:さて、ミミドリュ帯に次ぐ重要な素早さは、最速キノガッサ(134) だ。
 
のん:第六世代でもおなじみのポケモンですね。 
 
シズ:キノコのほうしを無効化出来る手段は増えた。だが、それをお構い無しに暴れられる性能があるポケモンでもあり、対策は必須だ。
 
一方で、素早さ実数値135は、キノガッサ抜き以外で役に立つ機会が殆ど無い素早さでもある。他の素早さ帯と異なり「〜抜きも兼ねた素早さ調整」ではなく「キノガッサを抜く為だけの素早さ調整」になる。ガッサ自体環境でよく見るポケモンだし、抜き調整をする価値は高いんだが、それ以外では無駄になりやすいとも言える。
 
 

泣きどころの80族

シズ:第6世代→第7世代の流れで、最も割をくったのは80族だろう。不遇と言っても良いと思う。
 
のん:えっ?でもシズさん。スカーフで130族も抜けますし、最速キノガッサも抜けるので、不遇とまではいかないのではないでしょうか?
 
シズ:確かにそのとおりなんだが、言い方を変えれば80族は
 
「素早さ補正抜きではスカーフ持ちでも130族を抜けない」
「素早さ補正抜きでは最速キノガッサを抜けない」
「最速にしても準速ミミッキュを抜けない」
 
位置付けにある。悪い意味で絶妙な素早さでもあるんだ。素早さ補正をかけることで、キノガッサ/コケコ/メガゲンガー抜きが可能になるんだが、この3者以外では素早さ補正が活きない。最速にしても一つ上の激戦区、ミミドリュ帯に届かず、最速スカーフにしても準速スカーフテテフに届かない。しかも素早さに補正をかけた関係上、火力に補正をかけられない。かと言って火力補正をかけると準速にしてもキノガッサを抜けない。
 
のん:火力補正をかけるとS実数値132、1.5倍で198...うーん...
 
シズ:80族は「コケコ/メガゲンガー/キノガッサの3匹を意識する場合は最速、それ以外ならば素早さを削って耐久に回す」のがセオリーとなる。
 
80族は「130族抜き・キノガッサ抜きが出来ると」言えば魅力的だが、それ以外の相手には火力に補正をかけた方が強い。トップメタ3匹に役割を持てる素早さだが、それ以外の対面では、素早さが丸々無駄になるのが80族だ。抜ける選択肢があるだけでも魅力と言えばそれまでだが、素早さへの補正が結果として、コケコ/メガゲンガー/キノガッサ3匹にしか活きない点で、相対的に価値を落としてしまっている。
 
これがもし、85族だったら準速スカーフでも130族抜きが可能、火力に性格補正をかけられる。つまり、火力と素早さを両立出来る。また、最速にすれば準速ミミッキュの上を取れ、スカーフを巻けば準速スカーフテテフの上を取れる。85族と80族ではこんなに差がついてしまうんだ。80族にも強みはあるが、素早さに振った場合のリターンとリスクのバランスが85族以上のポケモンと比べ、一気に崩れてしまう。その視点から見れば、80族は割をくってしまった感じだな。どれだけ素早さを振ってもピンポイントになり、かと言って振らないとキノガッサに抜かれることになり、使用者にとって非常に悩まされる種族値だ。
 
のん:なるほど...80族と言えば、結構使いやすい印象があったんですがねえ。
 
シズ:だから、80族のポケモンを採用する場合、素早さ極振りはピンポイントにしか活きないということを頭に入れて考えると良いだろう。これは、71〜80族に位置しているホルード/ヒードランあたりにも同じことが言える。
 
のん:ヒードランには最速食べ残し型ってイメージがあったのですが...。現環境だと、最速にするメリットはキノガッサ抜きに限定され、それ以外の対面では火力・耐久に努力値を振った方が活きるってことなんですね。

 
 

レヒレランド帯(105〜124)

シズ:最速キノガッサの下に、霊獣ランドロス /カプ・レヒレを中心とした素早さ激戦区が存在する。素早さ実数値で言うと105〜124だ。両者含めた人気ポケモンが集まる素早さ帯で、これまでの激戦区と異なり「最速100族抜き調整」といった、確実に上を取ることを見越した調整ではなく「抜けるだろう」という不安定な調整になるのが特徴だ。「ある程度は素早さを振りたいけれど、耐久調整の都合上あまり振りたくない」と考えるプレイヤーが多く、素早さ実数値1単位で、各プレイヤーの思想が分かれる面白い素早さ帯だ。
 
 
 ★レヒレランド帯
124 最速テッカグヤ(最速61族)
122 準速パルシェン/準速メガラグラージ(準速70族)
120 S-1 化身ボルト抜き霊獣ランド
115 S-1 準速メガマンダ抜き霊獣ランド
113 準速テッカグヤ(準速61族)
112 準速ギルガルド(準速60族)
111 無振り霊獣ランド(無振り91族)
106 無振りFCロトム
105 無振りカプ・レヒレ(無振り85族)
 
 
シズ:レヒレランドを中心に、ここに所属しているポケモンは、各プレイヤー素早さ実数値1単位で考え方が異なるのが特徴だ。耐久調整ランドロスは、S無振りもいれば、岩石封じ込みで仮想敵抜き調整するプレイヤーもいる。それを見越して鈍足ポケモンで奇襲を図るプレイヤーもいれば、その奇襲を許さない調整を施すプレイヤーもいて様々だ。
 
構築記事を読む際、この帯に位置するポケモンの素早さ調整に注目してみると、そのプレイヤーの考えを感じることが出来て面白いぞ。
 
のん:なるほど。
 
シズ:ちょっと下に位置する80族はもちろん、60族あたりのポケモンも上から奇襲を狙うことは可能だ。先制が取れるかどうかで相性がガラッと変わることもあるから、考えてみるのも良いだろう。
  
 
 

ポリ2アシレ帯

シズ:レヒレランド帯の下に位置する激戦区となる。60族に素早さを少しだけ振った「ちょい振り60族」を中心に争われる素早さ帯だ。
 
ここに所属している主なポケモンは
 
ポリゴン2/アシレーヌ/ギルガルド/テッカグヤ/バンギラス

といった60族前後のポケモンで、使用率上位のポケモンが多い。 
 
無振り60族〜レヒレランド帯までの素早さ実数値80〜105は空白地帯となっており、抜いておきたい相手が殆どいない。そのため、ここに所属しているポケモンが素早さを振る理由は「同所属のポケモンの上を取るため」あるいは「レヒレランド帯に殴り込みをかけるため」に絞られるのが特徴だ。
 
のん:レヒレランド帯と同じく、同所属帯のポケモンの上を取りたいけれども、素早さはあまり振りたくないと判断するプレイヤーが多いってことですね。
 
シズ:ああ。同時に「最も素早さ設定の幅が広い帯」とも言える。S実数値80~84程度の範囲で設定しているプレイヤーが大半だが、最速/準速で奇襲をかけてきたり、ギルガルドに関しては最速~最遅型が存在する。ここに所属しているポケモンは、パッと見S実数値80~84程度だと相手には映るが、それを見越した奇襲も可能な素早さ帯でもある。素早さ努力値を節約するのがセオリーであることに変わりは無いがな。
 
 

超速帯(201〜)

シズ:コケコ/メガゲンガー(130族)抜きが出来ることを強みとした素早さ帯。「130族抜きのついでに、誰も抜いておきたいか」で、各プレイヤー考えが割れるのが特徴だ。ウルガモスやリザードン等、S上昇させた状態で「130族まで抜ければ良い」と考えるプレイヤーもいれば「スカーフテテフも抜いておきたい」と考えるプレイヤーもいる。
 
のん:こう見てみると、130族抜きの上も結構な激戦区なんですね。

シズ:ああ。最近では、新たにメガバシャーモとメガラグラージが超速帯に殴り込みをかけてきた環境になり、意識すべき相手が更に増えた。上を取れるなポケモンならば、スカーフ持ちでもガッツリ素早さ努力値を振る価値は高いだろうな。スカーフテテフもメガバシャを考慮して最速使用者が増えるかもしれない。

メガラグラージは、ミラー対面考慮もあるが、最速スカーフテテフがすぐ下にいる関係上、耐久に振らず、Sに振り切る準速が主流となると俺は予想している。第6世代ではほぼ存在しなかった、陽気メガラグラージも、もしかしたら出てくるかもな。

 
★超速帯 (201〜)
250 S+1 最速100族
244 準速雨メガラグラージ
243 最速スカーフテテフ
231 最速スカーフドリュ/準速スカーフガブ
228 S+1 準速100族
222 最速メガプテラ(150族)
220 準速スカーフテテフ
219 S+1 最速メガギャラドス
217 S+1 最速80族
205 最速メガライボルト/最速メガミミロップ
203 準速フェローチェ
202 準速メガプテラ
201 S+1 最速70族
 
 
 

70族未満のスカーフ

 シズ:スカーフを持たせる理由で「130族抜き」が大きなウエートを占めていることは確かだが、スカーフ込みで130族を抜けないポケモンにもスカーフを持たせる選択肢は十分にある。相手視点から見ても70族未満のポケモンのスカーフ持ちは警戒が薄い。その意味では、ガチガチに警戒されるスカーフ持ちよりも奇襲が決まりやすいという強みがある。例えば、サザンドラ場合、スカーフを持たせても奇襲ではなく、相手側としてはスカーフ持ちを想定した上で立ち回るだろうが、アシレーヌだったらスカーフを想定した立ち回りは、まずしてこないだろう。
 
 のん:スカーフが警戒されないこと自体が強みになるってことですね。
 
シズ:そう。第7世代環境ならば、最速ジャローダ抜き(113族)が可能な60族や、最速100族抜きが出来る50族まではスカーフ候補にする余地はあると思う。もちろん、上を取れる範囲が狭くなるほど使い勝手が悪くなるし、素早さに努力値を振った分耐久も落ちるが、スカーフ持ち特有の奇襲性能は備えている。「こいつにスカーフは無いだろう」と思わせることが出来るだけども価値はあると思うぜ。

 
【さいごに】
どのポケモンを採用する場合でも、最初に考えることは「素早さをどうするか?」である。

性格補正をかけるかどうかから始まり、努力値をどの程度振るかを考える。ガッツリ振るか?それとも抑えるか?この判断は、プレイヤーの思考しだいで奥深い。

ポケモンというゲームでは、素早さ実数値を「1」でも上回っていれば、必ず先制を取れる仕様だ。だからといって、とにかく素早さに振れば良いという訳でも無い。いくら素早さに振っても抜けない相手は抜けず、その相手対面では、丸々素早さへの努力値も性格補正も無駄になってしまう。素早さを振らなくても先制を取れる相手対面においても同様に、丸々無駄となる。

理想は「対面相手の素早さ実数値を"1"だけ上回り、努力値を火力・耐久に回す」ことだ。けれども、素早さを変にケチると上を取られてしまう。

素早さ設定とは「自身のポケモンを極限まで強くすることを真剣に考えること」であると思う。実数値1単位で、素早さを削って少しでも耐久/火力に回せないかを考える。

当記事内で「素早さの実数値を1削って耐久/火力に回したところであまり意味がない」と書いたが、実際は、耐久実数値が1ズレるだけでも変化があり、ギリギリまで考える価値は高い。当記事で掲載した調整先は、あくまで筆者の主観に過ぎない。
 
素早さ設定は、ポケモンと真剣に向き合う機会でもある。あれこれ考えることで、自然とそのポケモンに、より愛着が湧いてくるものだ。素早さ設定のセオリーは確かに存在するが、敢えてそれを破ってみるのも面白い。柔軟な発想で、採用したいポケモンの素早さ設定を考えるのも楽しみ方の一つだと思う。


 
※おまけ
 【筆者のすばやさ調整先】
---超速帯(201~)---
244 準速雨メガラグラージ
231 最速スカーフドリュ/準速スカーフガブ
220 準速スカーフテテフ
205 最速メガライボルト/メガミミロップ(135族。現状未解禁)
 
 ---高速帯(168~200)---
200 最速メガゲンガー/コケコ(最速130族)
191 最速ゲッコウガ
181 最速ジャローダ(最速113族)
172 準速メガボーマンダ

161 最速テテフ(最速95族)
 
---ミミドリュ帯(148〜154)---
154 最速ドリュウズ(最速88族)
148 準速ミミッキュ
 
134 最速キノガッサ(最速70族)
 
 ---レヒレランド帯(105~124)---
122 準速パル/準速メガラグ(準速70族)
115 S-1 準速メガマンダ抜き霊獣ランド
112 準速ギルガルド(準速60族)
 
80+@ ちょい振り60族
67 無振りカバルドン