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タケポケ道場

ポケモン対戦好きなおじさんのブログ

【第4話】のんちゃんのシングルレートポケ学【役割期待度によるPT改善実践】

 【12.PT改善を考える

シズ:今回は、実際に自分のPTが対戦環境に適応できているかかどうかを測る方法を話していこう。これまでに話した内容を思い出しつつ聞いてくれ。
 
のん:はい。よろしくお願いします。
 
シズ:最初に、定番のPTあるいは成績上位PTの型情報を仕入れ活躍期待度を評価する。次に表をつくって要改善点を見つけ出し、改善策を考えていくんだ。今回は、のんのPT改善をしてみよう。
 
のん:はい。
 
ムウマ@輝石 ずぶとい 
たたりめ/おにび/でんじは/いたみわけ
167(252)-xx-123(252)-105-105-106(4) 
 
ヒヒダルマ@いのちのたま ようき
フレドラ/いわなだれ/じしん/ばかぢから
180-192(252)-75-xx-76(4)-162(252)
 
クチート@メガストーン いじっぱり
じゃれつく/ふいうち/はたきおとす/つるぎのまい
157(252)-150(252)-105-xx-75-71(4)
 
ボーマンダ@メガストーン いじっぱり
すてみタックル/からげんき/りゅうのまい/じしん
171(4)-205(252)-100-xx-100-152(252)
 
マンムー@きあいのタスキ ようき
じしん/こおりのつぶて/ばかぢから/つららばり
186(4)-182(252)-100-xx-80-145(252)
 
ロトム水@ゴツゴツメット ずぶとい
ドロポン/おにび/ボルトチェンジ/リフレクター
157(252)-xx-174(252)-125-127-107(4)
 
 
シズ:続いて確認したい相手PTのデータを仕入れよう。今回はガルクレセドランの並びを題材にしてみようか。
のん:はい。
 
 
★相手PT
ガルーラ@メガ H4AS252 陽気
ねこ/すてみ/冷パン/地震
 
クレセリア@ゴツメ HB252 C4 図太い
冷ビ/でんじは/みかづきのまい/つきのひかり
 
ヒードラン@たべのこし H212 B4 C4 D42 S252 おくびょう
マグスト/おにび/まもる/みがわり
 
ガブリアス@スカーフ AS252 B4 いじっぱり
げきりん/じしん/ストーンエッジ/ステルスロック
 
キノガッサ@タスキ AS252 B4 いじっぱり 
マッハパンチ/きのこのほうし/がんせきふうじ/タネマシンガン
 
ゲンガー@メガ おくびょう
H252S252C4
ヘドロばくだん/たたりめ/おにび/みちづれ
 
 シズ:次に、表を作る。エクセルでやっても良いが、ノートに表を作ってやった方が手軽だ。早速埋めてみてくれ(表1)。
のん:はい。こんな感じでしょうか?
 
表1.

f:id:takeshizu_poke:20161023032514j:plain

 ※"→"は積んだ状態やメガシンカ時のS変化に伴う評価変化を示す。

 

シズ:うん、良いんじゃないかな。さて、のん。この表を見てどう思ったかい?
 
のん:そうですねえ。ガルーラ入りのPTが厳しいと以前から思っていましたが、改めて表で見ると受け出しが安全に出来るポケモンが少ないですね。
 
シズ:そうだね。ムウマとロトムが一応受け出しが出来るが、倒せる訳ではない。HPを温存されるとクレセリアからの展開で復活される可能性も高そうだ。ヒヒダルマ・マンムーは完全に縛られてしまっていいて、対ガルーラ対面ではお荷物になってしまう。対ガルーラは少なくとも、PT構築段階で様々な型を想定して活躍期待度を別枠で考えておいた方が良い。
 
のん:うーん。やっぱりそうなってしまうんでしょうか...。
 
シズ:ガルーラに関して言えば、S.Aランクのポケモンがいた方が良いだろうな
だが、ムウマへの有効打が冷パンしかないから、今回はムウマの対ガルーラへの受け出し性能が高い。そのままでも何とか戦えそうだ。
 
のん:なるほど...。でも、だからこそ環境で同じようなポケモンで偏ってしまうのかもしれませんね。そんなに都合の良いポケモンはあまりいないでしょうから。
 
シズ:だが、これまで話してきた方法を組み合わせることで、様々なポケモンの可能性を追求できるようになるから、活用してみると良いぜ。
 
さて、のん。PT改善の案としては、別のポケモンに入れ替えるか型を変更するかだ。登場頻度が群を抜いて高いから、専用の対策ポケモンを置く価値は高い。
 
既存ポケの型変更ならば...、マンムーにスカーフばかぢから型はどうか?ガルーラへの活躍期待度がE→Dに上がる。猫ふいは耐えるか怪しいが、スカーフとバレていなければねこ捨て身で来るだろうから、上からばかぢからを打てる可能性は高いハズだ。だが、スカーフを持たせると、ガブガッサヒードランへの対応力が落ちてしまうし、そもそもばかぢからでガルーラは落とせないので、却下...という具合に各ポケモンの型変更を検討していくんだ。
 
のん:なるほど。
 
シズ:相手視点から見てこちらのPTをどう処理しようとしてくるかを想像することも改善ヒントになる。こちらの型・持ち物がバレていない前提で考えると良いだろう。活躍期待度表は考える材料にもなるから活用していこう。
 
のん:はい。
 
シズ:見たところ相手が考えそうなことは
 
・ガルーラの通りが良い。一方、ムウマには冷パンしか有効打が無く障害になる。ヒードランで上からみがわりを貼っていく展開が狙い目。交代読みで電磁波を打たれることさえ避けられれば、ほぼ試合を決められる。
 
・クチートが重い。はたきおとすがあるからヒードランの受け出しもしたくない。剣の舞をされるとガブでも止まらなくなるので要警戒。マンダは積まれてもスカーフでおそらく上を取れるから、ガブは両メガストッパーとして出したい。マンムーとガブが対面してしまった場合の引き先はクレセリアかガルーラを強引に受け出しして突破するか。
 
...といった具合に仮説を立てていく。こじつけでも確証がなくても構わない。
 
のん:とにかく考えていくことが大事ってことですね。
 
シズ:そうだ。結果として間違った仮説にもとづいた対策だと失敗してしまうんだが、それはそれで仕方ない。負けた後に再調整を検討すれば良いだけだ。仮説を立てておけば試合を通じてその成否を知ることが出来る。これが上達のコツにもなるし、楽しさでもあるんだ。
 
のん:なるほど。
 
 シズ:通常の型を使った場合の活躍期待度を把握することも重要だ。「相手視点からこちらのポケモンの相性関係が分かるようになる」からね。普通の型ならば「マンムーはクレセリアに対して有効打が無い」と相手が捉えるから、考え方によっちゃ、マンムーを使っていればクレセリアが受け出しに来ることを読みやすいってことだ。つまり...。
 
のん:あっ!役割破壊の罠を仕掛けやすいってことですね?
 
シズ:そうだ。マンムーはクレセリアに役割破壊技を成功させやすい。今回の場合ガブリアス・ヒードランと対面させた場合はクレセリアに引くことが予想されるから、例えばどくどくを入れれば有利に試合を運べる。結果、対クレセリアへの評価がG→Cに上げられる。マンムーはヒードラン・ガブリアス・キノガッサ対面有利が取れる一方で、受け出しが効かないから一度クレセリアを挟んでしまうと、試合展開が苦しくなる可能性も高い。ヒードランに対面では一方的に完封できるが、ヒードランに受け出しは出来ない。活躍期待度の表を活用すると、誰が受けにくるかが分かりやすくなるから、型づくりの参考にすると良いだろう。
 
 のん:へー。面白いですね!
 
シズ:こういった作業を繰り返して、相手PTと勝負が出来るような構築に調整していくんだ。ポケモン単体ではなく、PT単位で活躍期待度を考えていくことがコツだ。
 
のん:なるほど。
 
シズ:今回ののんのPTではマンムーに毒毒を入れてクレセリア受け出しタイミングで毒を入れれば有利に試合を運べるだろう。後は、相手から見ればムウマがガルーラストッパーになり、この対面をつくった場合、鬼火読みでヒードランを出してくる可能性が高いと思われる。これを読んでムウマを積極的に選出し、ヒードラン交換のタイミングでマンムーかヒヒダルマを交換読み交換すれば十分に勝てると思う。 
のん:こちらのPTで選出が絞れるからこその交換読みですか...。難しくないですか?
 
シズ:この辺は慣れだな。ただ、今回はムウマの状態異常技を安定して受けられそうなのはヒードランしかいないから、ある意味読みやすい。交換読みが出来るようになると、PTの穴をごまかすことが出来るから、ひとつの戦術として考えておくと良い。せずに済むならそれに越したことは無いがな。
 
のん:はい。
 
シズ:ヒヒダルマはヒードランに非常に強く、交換読みで技を打てればクレセリアも突破できるしガルーラの受け出しも効かない。ガブリアスへのケアが必要になるが、そこさえカバー出来れば強力だろう。
 
 
【一からPTを組んだ場合】
シズ:さて、今回の例では殆どポケモンの再調整をしなかった。マンムーに毒毒を入れれば更に良い位で、今のままでも十分対等に戦えるPTだったって訳だ。
 
のん:へえ、私のPTも結構強いんですねえ。
 
シズ:これだと講座としては参考になりにくいので、別の例題も欲しいな。ということで、次はくじで5匹メンバーを決め、そこからPT改善を考えてみようか。乱数作成アプリを利用して、図鑑ナンバーに合致するポケモンの最終進化系を採用する方法を取ろう。アプリを用意したから早速6回分やってみてくれ。
 
のん:はい。分かりました。ええっと...
 
 コジョンド/ドククラゲ/エレキブル/サーナイト/エンブオー
 
の5匹ですね。
 
 シズ:よし。これで考えていこう。
 
のん:シズさん。ちょっと...いえ、色々厳しくないですか?
 
シズ:まあ、そう言わずに考えてみよう。さて、俺の場合なんだが最初に別枠で専用の対策をすべきポケモンがいる。メガバシャーモ・ハチマキファイアローの2匹だ。もちろん他にも要対策ポケモンはたくさんいるんだが、この2匹は上から一方的に縛れる相手が多く、対策しないと行動自体出来ない。この2匹の対策は他の対面でも使い回しが効くから、真っ先に考えることを薦める。
 
のん:シズさん。全員この2匹に勝てない気がするのですが...。
 
シズ:確かに、普通の型を使っていたら勝て無さそうだな。とりあえず、この2匹に強いヤドランを6匹目に置いておこう。もちろんこれだけでは不十分だが、最低限の対策が出来た。さて、今回の対戦相手は対面厨パと呼ばれているORAS世代を代表するPTを想定した。要対策ポケモンが固まっているからまとめて確認できるので、PTを組んだ直後は、この構築へのPTの強さを把握・改善を図ると良いだろう。
 
 
ガルーラ@メガ すてみ/.グロパン/不意打ち/ねこ 陽気AS
ガブリアス@スカーフ げきりん/地震/エッジ/炎のキバ 意地AS
化身ボルトロス@オボン 10万/めざ氷/わるだくみ/でんじは ずぶといHB
バシャーモ@襷 めざ氷/火炎放射/まもる/とびひざげり  うっかりやCS
スイクン@ゴツメ 熱湯/冷ビ/ねむる/ほえる ずぶといHB
ゲンガー@メガ たたりめ/へどバク/鬼火/みちづれ  臆病HCS
 
 
早速評価してみよう。さっきは特に説明しなかったが、最初は、こちらの6匹が全員一般的な型を採用した場合を想定して評価すると良い。"相手視点から見た評価"となり、相手の選出材料になる。コジョンド一匹にしても、一般的な型のイメージは各自でズレがあるだろうが、おおまかな主観で構わない。コジョンドの場合はAS陽気の珠か襷型、ドククラゲはHBベースの黒いヘドロ持ちといった具合に、テンプレを想定して活躍期待度を評価してみるんだ。とりあえず、下の表2のように評価した。
 
表2:

f:id:takeshizu_poke:20161105003659j:plain

のん:シズさん。散々な評価では...。
 
シズ:ハハ。確かに厳しそうだ。まあ、どのくらいまで抵抗できるか考えていこうか。まずは、さっき話した通りメガバシャとハチマキアローへの耐性を考えよう。
ヤドランを採用したので両者を完封出来るが、他のポケモンは受け出しすら出来ない。
ドククラゲもCに振っていない熱湯だと落ちない可能性が高く、B評価にしたもののD評価にした方が良いかもしれん。これだとあまりにもヤドランに大きく負荷がかかってしまう。スイクンとボルトロスあたりを受け出しされても、ゲンガーで負荷をかけられても詰んでしまう。相手視点から見れば"ヤドランを崩す方法を見越した選出をしてくるだろう。
そこで、他の処理ルートを開拓しておくことが大切となる。
 
のん:なるほど。
 
まず、実現できそうなのは、ドククラゲの調整をしてメガバシャをS.絶対的仮想敵にすることと、コジョンドかエレキブルに襷を持たせてファイアローを殴る機会を得ることだ。
 
コジョンド@襷 いわなだれ/とびひざげり/---/--- 陽気AS
ドククラゲ@くろいヘドロ ずぶとい
177(172)-XX-111(124)-124(188)-141(4)-123(20)
ドロポン/冷ビ/---/---
※ハイドロポンプで無振りメガバシャギリギリ確1。
※ヘドロ込みでメガバシャの膝2回耐え+16n+1調整。
※準速70族抜き
 
 
シズ:これでコジョンドがファイアロー対面で勝てるようになった。ゴツメアローは素早さをガブ抜きに抑えていることが殆どで、おにびを打たれる心配も無いだろう。これでコジョンドの対アロー評価がB.対面仮想敵になった。
 
のん:コジョンドは襷を警戒されますが、いわなだれはそこまで警戒されないと思いますので、刺さりそうですね。
 
シズ:ドククラゲはハイドロポンプを採用してバシャを一発で倒せる火力を確保した。ヘドロ回復込みで、膝を2回耐えられるので受け出しから倒せるようになる。
 
のん:絶対的仮想敵になったということですね。
 
シズ:そうだ。さて、このPTでボルトロスに受け出しが効きそうなのはエレキブルとサーナイト。
エレキブルはガブリアスが受けにくることを想定し、氷技があると良いだろう。冷パンかめざ氷だが、火力面で冷パンを採用しようか。
電気エンジンでスカーフガブを抜ける調整にしておくと、便利だろう。S実数値は154以上にしたいね。
サーナイトは対ゲンガー性能も意識してスカーフが良さそうだ。但し、ヤドランがいる関係上、スカーフは相手に警戒されていることを前提で立ち回る必要があるだろう。奇襲のつもりで立ち回ると痛い目に遭いそうだ。
 
 
エレキブル@いのちのたま
陽気 でんきエンジン 陽気ASベース
冷パン/ボルトチェンジ/---/---
 
 サーナイト@こだわりスカーフ 臆病
149(44)-XX-86(4)-177(252)-136(4)-138(252)
サイコショック/ムーンフォース/---/---
※メガミミロップ抜き意識
 
シズ:という具合に一匹ずつ型を考えていく。
のん:なるほど。
シズ:汎用性含めて色々考えた結果、こんな構築案が出来上がった。役割期待度表の評価も、当初と比べ大きく改善されたことが分かるハズだ。評価を上げた部分は太字にしてみた(表3)。
 
コジョンド@襷 陽気AS252 再生力
膝/ねこだまし/どくどく/いわなだれ
 
ドククラゲ@オボン 臆病 ヘドロえき
171(124)-XX-89(28)-124(188)-141(4)-155(164)
ドロポン/ヘドばく/アシッドボム/冷ビ
※メガバシャフレドラ+膝を高確率耐え。珠アローブレバ6.3%乱1。
※ドロポンでメガバシャ確1
 
エレキブル@珠 せっかちAS でんきエンジン
ボルチェン/れいパン/けたぐり/ワイルドボルト
※でんきエンジンで意地スカーフガブ抜き。
 
 サーナイト@こだわりスカーフ 臆病 トレース
149(44)-XX-86(4)-177(252)-136(4)-138(252)
サイコショック/ムーンフォース/トリック/おにび
 
エンブオー@イバンのみ 意地 もうか
198(100)-192(252)-103(140)-XX-86(4)-87(12)
フレドラ/ふいうち/ばかぢから/がむしゃら
※メガバシャ膝耐え
 
ヤドラン@メガ ずぶとい H244B156C100
ねっとう/サイコショック/冷ビ/トリックルーム
 
 表3
f:id:takeshizu_poke:20161105192349j:plain
のん:おー。ガラッと変わりましたね...。あれ?ドククラゲの配分が先ほどと変わりましたね。
 
シズ:ああ。考えているうちにふと、ドリュウズとマンムーが重いPTだと気がついたので、最速ドリュウズ抜きにまでSを振り、上からドロポンで落とせるようにした。耐久はアローのハチマキブレバ耐えを諦め、珠アローのブレバ耐えまで妥協し、メガバシャもフレドラ+膝ならオボン込みで高確率で耐えられる配分に変更した。
さっきの型と違い、膝が飛んでくる場面での受け出しは無理だが、サーナイトとメガバシャが対面したタイミングであれば、フレドラ読みのタイミングで受け出しが効く。初手守ってくる可能性も考慮すれば、サーナイト→ドククラゲ引きは安定して出来そうだ。バシャアローへの安定性は落ちたが、マンムーとドリュウズへの活躍期待度を取った。
こういう風に、PT評価をしている間に別のメジャーなポケモンとの性能が浮かんだら脱線していくことも大事だ。最終的な目標は、今シュミレートしているPTだけに勝つことではなく、あらゆるPTと互角に戦える構築づくりだからね。
 
のん:なるほど。
 
シズ:バシャやガブにヤドランで受け出しした際、ボルトロス・ゲンガー・スイクンの交換が予想されるので、交換タイミングのトリル展開も考慮。エンブオーはBに厚く振ってメガバシャとのタイマン性能を確保した。ゲンガー対面も、フレドラを打てば猛火圏内に入り突破orフレドラがイバン圏内に入る。ふいうちの突破力とイバン+高火力技の展開を狙えるようにした。立ち回り如何でイバン圏内に入れてがむしゃらを打ったり猛火フレドラを打てる展開を狙う。
 ドククラゲはアシッドボムを持たせてスイクンの突破性能を確保した。メガバシャのフレドラ+膝をオボン込み耐えが見込める所まで耐久を確保。膝2発は無理。ハチマキアローのブレバ耐えを放棄し、珠アローのブレバ耐えまで妥協。素早さに努力値を振り、準速ボーマンダの初速やドリュウズを抜けるようにした。
スイクンへの評価が非常に厳しいので、気休めかもしれないがエンブオーにイバン+がむしゃらを持たせてG→D評価に向上させた。対面からならば、熱湯+ゴツメダメで次ターンイバンがむしゃらで、スイクンを後続で処理できる仕掛けを作ってみた。
 
 
シズ:これで、最初の状態に比べれば互角に勝負が出来るようになるだろう。調整をしたことで、ドククラゲ・サーナイト・エンブオーの活躍期待度を向上させた。どちらかと言えばガルーラよりもゲンガーが選出されると思うので、それを見込んだ選出をすれば良いと思う。1番重いのはスイクンだな。積まれると突破できなくなる可能性が高い。もう1匹はスイクンを強く殴れるポケモンを用意したいところだ。
実際にマッチングしてみたら様々な想定外のことが起こるだろう。当初の計画が全く役に立たないなんてことも、よくある。この段階では机上論に過ぎない。実践には敵わない。見落としていたポケモンにあっさり負けることもあることだろう。机上で構築を考えた時点で完成と思ってはいけない。
 
のん:はい。
 
シズ:様々なPTとマッチングすることで、机上で気がつかなかった穴がたくさん出てくるハズだ。その情報を集めた上で、再度PT改善を考えていくと良いだろう。
現状、コジョンドとエレキブルが中途半端になってしまっている。PTを洗練させていくとすれば、入れ替えを含めてもっと詰めていく必要があるだろうな。
 
のん:なるほど。
 
シズ:後は、色々なPT相手を想定して活躍期待度を確認していくと良いだろう。ボーマンダ軸、ポリクチ軸、カバ展開等、有名なPTのデータを仕入れて評価してみると穴が見つかるハズだ。その際にメンバーの入れ替えを検討しても良いだろう。だが、実際の試合を通じて試行錯誤するのが一番だ。どうしても机上だけだと気がつかないことが出てくるからな。
のん:ああ、対戦したくなってきました!
 
 
 【まとめ】
・PTを組む際は、自由にメンバーを決めて良いが、大流行しているポケモンの対策枠は確保すること。ORAS環境では、最初にファイアローとメガバシャーモへの耐性を確保しておくことを推奨。
・使用者の多い構築データを入手し、そのデータを利用してPTの活躍期待度を評価する。ORASでは対面厨パと呼ばれているPTへの評価を最初に行うことを推奨。
・実践を繰り返すことで机上の穴を埋めていく。試行錯誤を繰り返し、多くのPTに適応できそうな落とし所を見つけよう。
 
 
 
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【13.敢えて、負けると思う選出も試そう】
シズ:PTを新しく組んで数試合試した後は、この選出をしたら負けるという選出を試しておくことも薦めておく。
 
のん:えっ?わざと負けるってことですか?
 
シズ:いや「この選出をしたら負けるだろう」といういう選出から勝ちを目指すようにするんだ。時として思わぬ発見をすることがあるからな。普通はどんな試合でも「この選出をすれば勝てそう」という推測で選出していくものだが、これだけだとある種の固定概念がつき、選出方法にクセがついてしまうんだ。レートを失うが思い切って「この選出をしたら負けるだろう」という、普段とは全く違う視点から選出してみるのは大事だと俺は思う。そのまま想定通りに負ければそれはそれで一つの材料になるし、実はこの選出でも勝てる可能性もあるというきっかけになるかもしれない。机上よりも実践で得られる情報の方が、PT構築・立ち回りに対するヒントになることが多いんだ。
 
のん:はい。分かりました。
 
シズ:俺がPTを組む上で心がけているのは、同じ相手と5連戦した際に3勝2敗以上が取れることだ。その為には、どんなPT相手でも、勝ち筋を複数用意する必要があると思っている。処理ルートが一つしかないPT相手だと再戦時は厳しい。相手にパターンを掴まれたら以降、勝つことは無理だろうな。どんなPT相手でも複数の処理ルートを用意しておくことは大切だ。探る一つの手段として、敢えて普段はやらない選出を試してみるのはおすすめだ。
 
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